躾、あるいは……。
冷淡な声に指摘されるよりも先に、
自らの間違いに気付いたジノは、
灼ける様な痛みを思い出して、
びくりと身を竦めた。
空気を裂く音が鼓膜を掠め、
恐怖しながらも、
おずおずと両の掌を差し出した。
過日の仕置きに鞭打たれて出来た傷は、
白く柔らかな皮膚に、
未だ痛々しいほどの赤みを残していた。
ルキアーノは加減などしなかった。
ジノはきつく目を閉じ、
記憶された苦痛の瞬間が訪れるのをじっと待った。
永らく受けない衝撃に、
ゆるゆる瞼を開くと、
手首を掴んで引き寄せられ、
幼い身体がよろめいた。
別な責め苦を受けるのかと、
少年は青褪めた。
「……ぁ…ッ…」
掌に深くくちづけ、
温かな舌先が傷痕を丁寧になぞった。
「罪深い仔猫だ。」
囁いて、
小さな耳翼を甘噛みした。
ルル誕『歌曲 3.secret』upしました!
本当はもう少しあったのですが、長くなりすぎるのでジノにバトンタッチ。
誕生祝いが遅れた理由…と言うより、誕生日という単語が、やっと出てきてほっとしています(笑)。
ジノは基本寂しがり設定なので、グッサリきているんですけどね…。
お楽しみいただけると、幸いです。
次は、また元の長さに戻る予定なので、少し早くupできるかな…?
うかうかしてたら、本当に直ぐバレンタインが来ちゃうよぅ!
あぁ…ルキアーノ……(涙)。
ルル誕。
第3話の山場をようやく書き終わったのですが、
もう少し続きを書いてからupすることにします。
今しばらくお待ちくださいませ。
最初は5,6000字のルル一人称で進めるはずだったのを、
『組曲』のスタイルに合わせたために、
どこまで誰に話をさせるか。というのがとても微妙で……
実は今書いているところは、
本当はジノが語ることになっていたのをルルに変えたりして、
余計に時間が。。。
などと思っていたら、
たぶんルル誕終わる頃には直ぐ
バレンタイン、だ。
と、気付いた……。
ルル誕、5話完結とか無理っぽくなってきましたよ……(失笑)。
ジノ誕並みになるかも。
そしたら、たぶん一月くらいかかって、ブログでちょっと誤魔化してきたけど、やっぱりと言うか
ルキアーノ書きたい病、発症。
なので、『幸福論』を同時進行でやります。
ルル誕の続きはもともと2000字越えで、長くなる予定だったし、ルキ不足も想定内。
ジノルルとは別の糖度が必要です……。
でも、ルル誕の方を先にupすると思います。
ルル誕、第2話upしました。
前回挫折した2000字の壁に挑戦中なのですが、全然誕生日の話が出てこないまま……
ジノは、素でセクハラすれば良いと思う。
というか、させてるのがウチのサイトです。
次はもう少し踏み込んだ展開に(いよいよ…)なるので、たぶん、2000字はあっさり超えます。
女の子が出てくると、本当にスムーズに話が進むなぁ……。
ミレイ、大好きです。
ルル誕に呻吟している脇でルキジノ妄想が本当に駄々漏れなので、こっそり此処で吐き出し中。
なんと言うか、もうフツーに
ジノ受けのR指定
ですけどね。
形になるのか分かりませんが、とにかく今降ってきてるのを纏めてみました。
書くとしたら、今年中には絶対無理な『Pietà』超えの長編です。
特にⅡ。
時間くれ!